ノーゲーム・ノーライフかんそうなど

こんにちは、minamoです。

 

周囲の友達の勧めでノゲノラを一気見しました。dアニメは神。大満足だったので今はコレ↓を買おうか考えてるところ。

 

楽曲だけ知ってた本作品、まずは全体的なアレから振り返ります。

 

〇全体的なアレ

序盤はゲームをタイトルに載せてる割にゲームが適当すぎて本当にこれ面白いのか~?って思ってたんだけども。4話の戴冠演説で波動を感じ、6話で完全に覚醒した。それ以降はのめりこみっぱなしで些末な点が気にならないほど楽しむことができた。

当たり前だけど作中の『現実世界』と別に架空世界が舞台とされてる作品は没入感が大事。その世界の常識を受け容れられるかどうかみたいな。作中世界のノリと勢いに乗ることができたら勝ちなんやなぁということを再確認した。

 

〇各話ごとの感想と疑問点

  • 1,2話。最強系主人公チームと聞いて今期の七星のスバル(4話Aパートくらいで見るのやめた)が頭に浮かんだ。順序逆だけど影響受けてそうだ。主人公兄妹は社会から弾かれるだけならまだしも2人とも一定の距離にいないと退行症状が出るほどの共依存、やばくないか。特に空は単体で沼だし完走する自信が持てずにいた(午前3時頃、友達の家で家主が寝静まったあと1話視聴開始。意味がわからない)。
  • 3,4話。チェスと見せかけた軍隊シミュレーション、まぁヤケクソゲーで唖然としていた。ある程度戦略的なアレを期待してたところ気合いと根性で押し勝ってひっくり返ってしまった。これが続くなら見てられんがと思った矢先、松岡の迫真演説で引き込まれ寝る機会を逸してしまう(5時前)。
  • 5話。ステフが奴隷になる回(まぁステフが奴隷じゃない回はないんだが)。このエピソードは7話や8話以降への伏線の意味合いが強いので副題も『駒並べ』となっている(ほんまか)。冒頭のテトとオールドデウスのやり取りすき。
  • 6話。ジブリール回。一番好き。具象化しりとりというアニメの性質を最大限活かしたゲームも素晴らしかったがジブリールのキャラが良すぎる。
  • 7話。先王回。これも好き。先王の項で書く。このとき6時15分、外は明るくなってきた。
  • 8話。宣戦布告回。ワービースト一派は勝つ自信があるのかないのかハッキリしろ。空白に怖気付いたかと思ったら「ま、まぁ勝てるし?」みたいな反応してて一貫性がなくストレス。空白も空白で、ワービーストたちがゲームをオリることを選択し続ける限り既得権益を失うことはない(空白との勝負も、その後に控えるエルフとの戦いも全て断れば得もしないが損することもない)ということを分かってないように感じガバガバやんけと思ってた。多分原作ではもう少し補完されて違和感ないようになってるのかな。
  • 9話。消失回。キャラが定着した後に『重要人物がみんなの意識から消えたので探すぞ!』って話は定番*1だけどやっぱ起源はハルヒの消失なのかな。オセロの場面でクラミー側のフィーはずっと盤の前の意識を持ってた感じなのに白がそこにいる自覚を持ってなかったのは絆の差だったらエグい。クラミーには空と違う主義主張を持ち続けてほしかったところアッサリ空の思考に迎合したのは残念(まぁ元からクラミーそんな推してないしいいんですけど)。
  • 10話。お風呂回。この話に限ったことではないが過去の戦争に基づく種族間に残った遺恨や暗黙の上下関係などは有頂天家族を感じてとても良い。オールドデウスとかファンタズマとかの上位種はもはや人の形をしてるイメージなくて勝てる気がしないけどまぁ代表っぽいのが擬人化されるんだろうな。他の種族も絵で見てみたい。
  • 11話。いづなとの勝負回。どいつもこいつもスペックズルすぎてウケる。いづなを通してゲームは楽しく!というテーマを投げる話だった。あと作画すごい。
  • 12話。最終回。尺の都合か巫女との勝負はアッサリしてるが最後にオールドデウス出てくるのはワクワクした。続きが気になるEND。後半いろいろメモりながら見てたら8時半。自宅帰る体力も残ってなかったのでそのまま友人宅の床に転がって寝る。

 

〇登場人物について

・空白

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不適合の者。ゲームに特化した天才性があるが人生というゲームをクソゲーと一蹴し攻略することを放棄した点でフィクションの中にしか生きられない枷を負っている。無事彼らにとって都合の良い世界に放り込まれたことで第2の生を謳歌し始める。『空白に敗北はない』のせいで苦戦こそすれ勝利がメタ的に確約されているのが物語として辛そうなところ。たまには負けてほしいんだよな。

両者はゲームにおいても生活においても相補的な関係にあり他にロクな理解者を得なかった(2人の世界に逃げた)ためかなり重度の共依存に陥っている。本作が第1の人生で上手くやれなかった彼らの再起・奮闘の物語だとするならば兄妹はそれぞれ自立しなければならないがその路線は到底やりそうにない。ただこの現状は肯定的な兄妹愛とは言いにくいと思う。彼らの意思は(一応2人の『総意』という形式だろうが)その発言・表現のほとんどを空が担っている。9話など白主体の場面もあるにはあるが彼女を構成する大部分は『空に同じ』で事足りてしまう。

こういったことで空からは『人類ナメすぎ』などの心の底からの主張が聞けてキャラクターへの理解が深まる*2んだが白は特に序盤でそれがないので『空に必要なアイテム(かわいい)』程度の捉え方をしてしまってた。かわいいは正義だしそんなんでもいいのかな...。

推しのセリフはこの世に運なんて存在しない。ルール、前提、心理状態。そんな無数の見えない変数がもたらす予測できない必然で、ゲームの勝敗は始める前には終わってるんだ。偶然なんてない。」(空)

この弁が真理なら彼らの人生敗北もまた生まれた時に確定していたことになる。ゲームの達人が話す持論は自分たちの半生を殺していた。

 

・ステファニー・ドーラ

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画像はイメージです。

ステフはゲーム下手だけど王族の血を引いてたりすごいアカデミーを首席卒業してたりとバカにできない(まぁバカなんだけど)。上位種族であるジブリールからは言わずもがな、ほぼ同じ人類である空白からも到底人権を認められているとは思えない扱いを受けている。

役割的にはオチ担当が主だが空白の(捨て)駒として随所で貴重な働きを見せていた。

推しのセリフは「私を悪く言うのは構いません...。でもおじいさまやおじいさまが信じたものを...」

空に血を侮辱されたことへの発言。まず仲間であるはずの自分に対し恒常的に暴言を吐き散らす空を平然と赦す寛容に心打たれる。そんな優しい彼女でも許し難いようなことを言うオタク、そんなんだからリアルで失敗したんだということを強く意識して自責に押し潰されてほしい。

 

 

・先王(ステフの祖父)

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1話からその存在や回想は語られていたが7話でついにその生涯に焦点が当てられる。現在世界第三位の規模の国家である東部連合はジブリールが1度、エルヴンガルド(の老いぼれ*3が4度敗北したという歴史を誇っているがその常勝国に最弱国家の立場から8度挑み当然ながら敗北を重ね国土の半分を失ったのがこの先王である。無論国民からの誹りは免れず死後『愚王』と呼ばれ続けていたのだが、その数多の敗北は無謀な突撃ではなく自らの生涯と名声・誇りを投げ打ってまで敵の情報を集めることに徹した忍耐の結果でありその秘密は『再起の王』の到来まで書斎に封印されていた。

こういう、未来ですら報われるかどうか分からない事象に人生賭けるオッサンに弱い。この先王の行動は『自分がゲームでは戦えないこと』を受け容れることに始まるがこの時点で器の大きさに感心する。戦って勝てないことで折れず自分でダメなら未来の誰か、現れるかは分からないがその誰かに自分の為し得なかったジャイアントキリングを託すと。この空白にはない切迫した物語が紐解かれた7話はとても刺激的だった。

推しのセリフは「(序列最下位の人類から他種族を圧倒する者が現れるという)限りなく0に等しい。だが0ではない可能性に賭ける」

ちなみにこの先王、「いつか心からエルキアを、イマニティを任せられると信じた者に渡しておくれ」とも話してステフに『希望の鍵』を渡している。これはステフが再起の王たり得ないことを悟っている感じがあって先王らしい悲しい現実主義の一端が垣間見える。

 

ジブリール

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かつては殺戮の天使、今は本の虫。世界中の本を集める収集癖からはオタクの素質を読み取れる。推しにハマったらライブ全通はもちろん出演作品のメディアミックスやキャラソンなどありとあらゆるコンテンツを揃えるタイプで間違いない(+100000点)。

自分より下等と見なしている相手(アニメでは空白以外のほぼ全ての存在)には侮辱以外の言葉を吐かない縛りをしている差別主義者(+6500000点)。今でも方々と火花を散らしており、特に大戦時エルフの部隊を虐殺していることからフィールからかなり悪感情を抱かれていたが(空の命令で)彼女の靴を舐め許しを乞うことで和解している。上位種に完膚なきまでボコボコにされるところを見たい以外の感情が湧かない。

神殺しとして作られた天翼種(フリューゲル)の中でも優秀な存在であるものの空白に敗北を喫して以降は彼らに従属し魔法・情報の面で大きな戦力となっている。

推しのセリフは「まだ朝は来させませんよ。『朝』」

具象化しりとりにおいて星の中心へと堕ちていく途中、悠長に詩を吟じる余裕(慢心)に感心した。恐らく精霊回廊がなくとも素の身体能力*4や魔法による回答手段のアドバンテージによって最後の最後まで敗北はありえないと確信していたんだろう。うっかりやさん、+10000000点。

 

・テト

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【ディスボード】の創設および空白をそこに連れてきたという2つの意味で物語の原点にいる神様(舞台装置)。開幕から明かされたラスボスとして天上に君臨し自分の世界を眺めているが冒頭でアッサリと空白にオセロで負けてるからイマイチ無敵感がない。空白の戦いに緊張感がないのも、ディスボード内で史実からも明らかに最強とされるテトに勝ってしまっている点によるところが大きい。やっぱテトにくらい負けといた方が良かったんじゃ...???

推しのセリフは「まさしく、君たちは生まれる世界を間違えた!」

空白の願望を叶えるかのようなセリフと異世界拉致。テト(とテトの作った世界)は現実に悲観し心を壊した空白の妄想の産物と言われても不思議ではない。

 

・クラミー・ツェル

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エルフかぶれのイマニティ。生まれも育ちもエルヴンガルド、エルフの奴隷として育ってきたことからイマニティの非力さを身をもって知っている。そのためイマニティは他でもないエルヴンガルドの支配(庇護)下に置かれることでこそ安寧がもたらされると考え動いていたところを空白にボコボコにされ「人類をナメるな」との説教を喰らう。かわいそう。

「人類をナメるな」とは言われたものの彼女はその人生を通して他種族に劣る自らの立場というものを理解させられてきたのだから「上位種族をナメるな」と言い返したかったのが本音だろう*5。とはいえそう思うのも彼女に空白ほどの実力がなかったからで現に空白は上位種族とも渡り合っているのだからどうあっても論破されるわけだが。そんなこんなで中盤まで尖り散らしてたがスカイウォークを経て彼女も空白の意思に賛同するようになる。いや、そこは我を通してくれよと思ったけどフィールを味方につけなくては話が進まなかったのでやむなしか...。

対戦相手がステフと空白以外描かれていないので評価はむずかしいところだがフィールとの絆は強くスカイウォークでいいとこまで行ったのを鑑みれば単体でもステフよりはデキる子っぽい。

推しのセリフは「できた妹を持つと大変ね。意地があるものね、お・に・い・ちゃ・ん?」

 

・フィール・ニルヴァレン

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エルヴンガルドのエルフ。能登麻美子の声がハマっておりクラミーとの親子っぽさからエルフとしての矜持まで余すところなく表現されている。初期からクラミーのバックの何かやべーやつとして描写はあった。種族的にかなり上位に位置する存在でありかつては同じく上位にいたジブリールとひと悶着あったため彼女との再会時には『そこの悪魔』と挨拶し先述の穏便とは言い難い和解策を提案した。

クラミーのことは赤ん坊の頃から知っており主君と奴隷という関係ながら親しく接し続けてきて、彼女と対等な友人であるためには国家への反逆も厭わないという発言をしているほどのクラミー推しである。エルヴンガルドの上院議員のポストにもついておりクラミーと共にエルキアの獲得に動いていたがスカイウォークで空白に敗北した後は彼らのスパイとして働くこととなる。彼女に愛国心が薄かったので盟約に頼らずともクラミーをけしかけたら何とかなりそうな話ではあった。

推しのセリフは「私はクラミーが傷つけられなければ何でもいいのですよ」

 

〇楽曲について

・This game

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オープニング(画像はdアニメのが粗かったのでyoutubeから拾ってきた)(hdほしい)。

他のオタクの家でよく流れていて知っており好きな楽曲だったけど映像が強すぎてもっと好きになった。ストリングス中心のバンドサウンドに負けない尖ったピアノがころころしている音作りがツボ。構成もAメロ8小節とBメロ8小節の間にA'が挟まっていてサビへの展開がより盛り上がるようになっている*6

推しのフレーズは「どんな理不尽襲おうとも 勝てばいいだけの話だろう」

無敗の空白の歌詞であるがゆえ主張が強すぎる。「勝てません」という気分で聴いてます。

 

オラシオン

エンディング。

ギターとコーラス、そしてチャイム。打って変わって爽やかな雰囲気の楽曲となっている。自然と耳に入る感じで好き。映像もはんなりしているがそもそも白がそこまで刺さっていないので「はんなりやなぁ」程度の感想しか持てなかった。

歌詞はオープニング以上に空白賛歌となっている。

推しのフレーズは「僕らは選ぶことを迫られてばかり そうして残った大事なものを壊れるほど抱きしめていた」

 

〇あとがき

思ったより長くなってしまったけどそれだけ作品が面白かったってことかな。こういうファンタジー系のラノベ作品ってアニメ化されて絵や音がついて動くことで真に表現される面白さがあると思ってるんでアニメが面白くても中々原作に手が伸びないんだけども小説の方の評価はどうなんだろう。たぶん読まないし二期期待しかしてないんだけどもその前に映画を見たいんだよな~。dアニメ配信してないし誰か円盤持ってる友達探すか。

それではこんなところで。読了ありがとうございました。

*1:負荷領域のデジャヴとか勇者の章の東郷美森の消失とか

*2:クラミーと記憶を共有したあと彼女の記憶からセリフを引用するのマジでキモくて信用できる。

*3:フィールの談。)

*4:身体検査はこのため?

*5:敗北直後は精神的に参っていて言い返せなかったと見る

*6:サビまでに24小節を置くといえばまぁBメロが16小節のオタクであるところの志倉千代丸の名前が連想される。