中二病でも恋がしたい ~take on me~感想

期末テストが来週月曜に1コを残して終了したので実質春休みの初日、激ムズ問題に手も足も出ず爆死した俺と友達は悲しい現実から目を背けつつ足早に大学から退散し映画館へ足を運んだ。

 

さて、中二病を見たのは実は数カ月前が初めてだったのだがその分アニメ2クールの記憶は新しい。丹生谷のそこはかとないオバサン感および七宮の絶対的敗者感が刺さったものの主人公の甲斐性のなさと自他共々の中二病を封じたいという主張を通しながら要所要所で中二病パフォーマンスを怠らない自己矛盾した姿勢に渋い表情をせざるを得ない作品だった。キャラデザをはじめとして基本的にクオリティが高いので完走は全く苦じゃなかったんだけどな。

 

それでは劇場版の感想。ネタバレ注意でお願いします。

 

 

・生徒会長、デコ森早苗

新2年生にして生徒会長。根が優秀なんすね。丹生谷さんも何とか副会長の座は手にしたものの流石に険しい表情。デコちゃんが会長になったメリットは、くみん先輩の卒業で規定人数を割る部活を職権乱用で存続させるというもの。六花曰く確約を取ったとのことで会長はしっかり働いて(?)いる模様。

 

・十花さん、いつもボス役

今回はイタリアでの仕事が順風満帆なようで母親と六花をイタリアに連れていく、すなわち勇太と引き離すという役回り*1。赤い瞳にイタリアンファッション*2がよく似合ってる。全国*3を逃げまわる2人を追い回すのだが、直接動くのが面倒になったのか基本的に生徒会の二人を恐喝してパシらせていた。イタリア風に吹かれてマフィアのやり口を体得したんだろうな。

 

・飯テロ生徒会

基本的にご飯食べてばっかりだった。煮豚煮さん太るで。寿司のシーンとか、食事の作法は滅法綺麗で2人とも育ちの良さが現れているのだがその裏でわさび仕掛けたりなんてところはかわいらしい。

 

デジャビュな2人と進みだす1人

七宮は序盤から、六花は中盤からアニメ放映版の足跡を辿り出す。アニメ見てない層もターゲットに入れてるのか、タイトルテーマではあるものの【恋と中二病】という2つの概念への複雑な気持ちというのを全く同じ切り口からなぞっているのでアニメが記憶に新しい人にとっては「もうみた」という感じが拭えないと思う。つっても六花の葛藤は見ものだし何度も現れた片目ずつ映す演出は京アニ流石やで~って恐れ入ってた*4。実はちゃんと見てないと理解しづらいという話もあった六花の気持ちも本人のモノローグでかなり分かりやすく説明されていたしフォローが効いてる印象。七宮は2期で色々割り切ってはいるのだが今回も割り切っているようで関わらずにはいられないいじらしさが全面に出てきている。まぁこの子を出す意味はそれが80%くらいを占めてるんだから仕方のないことなんだけどさ。

そして最後は主人公。勇太くんは旅先で彼女と二人きりで寝食を共にするという高校生にあるまじきハッピーな境遇に置かれるが据え膳を食うことはできない。急に据え膳食べだしても困るとはいえ歯がゆい。が、そんな勇太は今回かなりの前進を見せる。前半は半年もの間ろくに進捗がないというアレな報告でオーディエンスの手をもませていたが旅先でなんと指輪購入や実家挨拶チャレンジという18歳にしてはむしろ進んでる方ともいえる行動を取り始める。終盤はドタバタ急加速ハッピーエンドだったがそれも全て勇太くんの踏み込みの賜物であったことに相違ないだろう。

 

・結婚式

まさかまさかの超展開。勢いに任せて一行はイタリアまで飛び立つ。観客が呆気にとられる中で「これ流しとけばお前ら満足やろw」と言わんばかりに祝福のsparkling daydreamが流れ始めてゲラゲラ笑ってた。そりゃそうだよ、満足しないわけがない。大天使樟葉ちゃんの正装も見れたしな。

 

 

 

さいごに総括。前述の通りアニメ見てたら復習の成分も多かったけれど一つの作品として見ると全体で綺麗にまとまってて良かった。

...作品内で高校生活の時間がサクサク進んじゃってるけど続編はでるんすかね~。

*1:実は結婚式に呼びたかっただけとの声もあるが、十花さんもヒマか?w

*2:深紅のスーツやズボンがカッコいい。どこの遠坂家五代目継承者ですか。

*3:西側は干された。悲しい。訪問先は連番者曰く京アニ作品の聖地らしい。久美子ベンチと出町商店街しか分からなかった。

*4:寝台特急の化粧室で右目だけ窓ガラスに映ってるのが一番好き