ガールズ&パンツァー最終章 第1話感想 ~行く西住流、来る西住流~

 
ガルパン劇場版最終章1話を見てきた。映画による全6作ということで各話の公開時期にも間があるだろうし 話を覚えているうちにあらすじを先に書き留めておこうと思う。未視聴の方はネタバレ注意です。
 
 
 
冒頭は後述の1回戦の戦闘描写の前倒し。開幕のおやくそく。
 
戦闘シーンの後OP。
 
OP後、大洗学園艦に眠るまだ見ぬ戦車を探すために河嶋がよく分からん部屋でデータを集めているところにうさぎさんチームの1年生たちが校内新聞を手に入ってくる。内容は河嶋が勉強ガバガバで浪人確率99%であるというもの。学校中に(留年と曲解された状態で)個人情報がバラまかれた。
 
戦車道部の面々は河嶋の窮地に際し冬の戦車大会に河嶋を隊長に擁立して出場し成果を出して戦車AOで入学すればいいのでは、という対策を打ち出し【無限軌道杯】なるものに参加が決定。みほは副隊長として(実質の傀儡隊長となる)河嶋を補佐する。
 
無限軌道杯に対する各校の意気込みは以下の通り。
 
サンダース「うち、大洗、プラウダ、聖グロの争いね」
 
聖グロ「未来は明日始まるんじゃない。今始まるのよ(よく分からん格言定期)」
 
プラウダ「冬の戦いやしわたしたちが勝つ!」
 
黒森峰「進学の決まったまほ隊長がドイツに行ってしまった、勝てまへん」
 
継続「冬は引きこもりの時期だし不参加で」
 
アンツィオ「ドゥーチェ!ドゥーチェ!」
 
知波単「論より突撃!」
 
その後、河嶋が捜索していた戦車が学園艦最深部(スラム)から発掘され、スラムの不良生徒が乗る。彼女たちの二つ名がめちゃくちゃ面白い*1
 
彼女たちは放校になりそうなところを河嶋に保護されていたので恩返しがてら協力するという動機付け。
 
(たぶん)SSAで組み合わせ抽選会。大洗の初戦の相手はBC自由学園フランス革命をモチーフにした学校と思われる*2
 
夏は初戦敗退など無名校であることから(秋山の)潜入偵察を逆手に取り内進と外進の対立を偽装して大洗陣営を油断させる欺瞞作戦を取る。
 
BCは試合中盤まで演技に徹し戦力の誘導、主力の包囲に成功。恐らく事前に把握していた地形を活かすことで退路も絶ち戦術で大洗を追い込むという強豪校もびっくりのスーパープレイを見せる。しかし歴戦の大天才みっぽりんの機転により窮地を仕留められず戦線は振り出しに戻る。
 
ここまでが第1作。
 
さて感想を続ける。
 
・冒頭
大洗まさかの苦戦に対し観戦者の面々がリアクションを取るが特筆すべきはまずやはりダージリン先生。
 
「戦いを阻むさまざまな障害もまた、私たち自身の中にあるのよ」(正確か怪しいけどだいたいこんなん)
 
いやぁ、ガルパンの風物詩ともいえる格言bot 英国淑女のありがたいお言葉。これを拝聴しに劇場に来たといっても過言ではない。何を言っても面白いしズルいキャラクター、僕は大好きです。
 
また、大学選抜のアズミも一言、
 
「うちのボコは強いのよ」
 
一回目は何の比喩かと思って混乱したけど二回目の視聴で『ボコ』じゃなくて『母校』であると気づきを得た。耳が西住流なのでボコにしか聞こえなかったよね。アズミはBC自由学園出身*3ということで絡みを入れてきた。
 
・OP
曲が強い*4し映像もスタイリッシュで無敵だった。雨中ドリフトするポルシェティーガーがかっこよすぎる...。
 
次に新キャラ。
 
・サメさんチーム
常森朱みたいなビジュアルのバーテンダー、戦車では砲手のカトラスちゃんが良いキャラしてた。DONZOKOでカトラスに身の上話を聞いてほしすぎる。あとムラカミの中の人はたいちょ~(大地葉)さん。そう、ペパロニと同じ人!こんな大作品で一人二役なんて珍しいと思ったけどよく考えたらドゥーチェと妙子の先例が同作品内に存在したわ、迂闊。隊長のお銀はあやねるっぽさを抑えたあやねる(語彙力)。反語的なセリフ回しが独特。
全体としては一見荒っぽいサメさんチームに対し怖がる役があってそれは当然うさぎさんチームの一年生。作戦名としても因幡の白兎が出てきたしこの2チームの絡みは強そう。
 
隊長マリーは自由奔放な子でケーキ食べまくってることからもアントワネットを意識してそう。副官二名はまぁ好対照なペア。心の底では信頼し合ってる...んだよねきっと。
 
・河嶋問題
留年が冗談じゃない身としては真顔にならざるを得なかった。というかどの大学にもひっかからないような脳みそでどうやって生徒会広報の地位に就いたんだろう。大洗女子学園の人選システムが非常に気がかりである。まぁそこをカバーするのが人徳というか行動力なり周囲への配慮とかそういった面が強いということでサメさんチームの庇護が描写されたんじゃかろうか。そうでもしないと彼女のメンツがもたない。進学を賭けた戦いの火蓋を落とす緊張しながらの「パンツァー・フォー!」は感動的だった。
しかしながら今回の大洗のやり方(みっぽりんゴースト隊長作戦)で仮に河嶋が合格を決めても学力・戦車道の能力共に不相応な入学となり入った後が逆につらいみたいなことになりかねない。ということで無限軌道杯は河嶋桃の成長物語という成分を多分に含み、彼女はいずれ必ず覚醒すると思われる。
 
・サンダース
アリサの恋路(笑)。戦闘面においてはイマイチ活躍の出番がないサンダース、強豪としての意地を見せることができるのか期待がかかる。
 
・聖グロ
脇で立たされてるローズヒップで和む。格言botさんは「ようやく本場のアフタヌーンティーが飲める」とか言ってたけどイギリス行ったことなかったのか...。イギリス行ったことないのに格言だけペラペラしゃべってあの顔してるのまぁ面白いし可愛い。現時点で何やっても言っても面白い子だけど留学したらさらなる英国面に堕ちるのかな。
リボンの武者読んでるとペコやアッサムももう少し焦点当てられてほしいと思うけど果たしてどうだろう。
 
何かカッコいい乗り物に乗ってた。カチューシャも(ロシア語が話せないまま)ロシアに留学する模様*5。冬季大会だからうちが有利というカチューシャの弁はまぁ正しいと思うし今回大洗の目的がこれまでより切羽詰まったものじゃないため優勝当確でないことから『もし大洗以外なら』ということを考えると筆頭に挙げられるのはプラウダじゃなかろうか。
 
・黒森峰
まほさんがドイツの大学に入学決定。大会を待たずして一人だけ海外に行っちゃった。ダージリンたちが残ってるようにまほも残すことはできたろうに敢えて彼女を海外に追いやった意味を考えると、一番はやはりエリカの成長かな。スピンオフも出てるわけだし赤星たちの活躍も見てみたい。フェイズエリカのアニメ化は...なさそう。もう一つ嫌な見方をすると、全1級のお姉ちゃんが何度も負けるという描写を避けたかったのではないかな、と。常勝軍団のつらいとこは負けたらメンツが持たないのに勝ったら勝ったで「ほーん、で?」程度のリアクションにとどまってしまうこと。既に夏季大会で2年連続で敗北を喫しているまほに日本舞台の試合を続けさせるのは色々苦しい問題があったんじゃないのか。まほの戦車道観の一つに【勝敗に拘るな】というものがあるしまほ本人は負けてもまぁそこまで気にしないとは思うんだけども。
ということで消された海外に旅立ったまほの代わりに戦うエリカの獅子奮迅の活躍、みほとの因縁の対決を心待ちにしている。
 
・継続
ミカさんの引きこもり精神により不参加が決定。隊長の一存で決まってええんかと思うがメタ的には現状1両分のキャラしかいないから出しにくいってのがあるんだろう*6。アズミとメグミの母校が出るのにルミの母校だけ出ないなんて何かかわいそう。とはいえ彼女たちは場外コメントで参加できるし出番がなくなるわけじゃない。
 
ドゥーチェかわいい、入学したい。組み合わせ表で初戦の相手はポンプル高校*7って見えたけど勝ってくれよな...。劇場版6作でどのくらい試合描写を入れていくのか分からないけどアンツィオや知波単の試合も見たい。
 
・知波単
劇場版での大洗との共闘などで突撃思想から解放されているのかと思いきやそんなことはなかったぜ。
「論より突撃!」「突撃に非ずんば人に非ず!」「突撃は三文の徳!」「犬も歩けば突撃に当たる!」「三十六計突撃に如かず!」
いやぁ、どうしてこうなった。西さんが改革やる気あるかどうか分からないけども今大会彼女たちの活躍は見られるのかなぁ。
 
・一回戦、大洗 VS BC自由
密偵調査により内紛を確認、連携能力に欠くと断定した上で囮作戦を決行。1対4の戦線を2つ作り主力8対敵フラッグを含む2を思い切り叩こうとする。が、BCの真意は釣り野伏せ作戦*8。フラッグに釣り出された敵の主力を固定されていたと思わせていた2分隊と本陣の3方向から追い詰める。本陣の位置取りから敵が橋に陣取ることを読んでいたのは恐らく間違いなく、逃げ場を失った大洗は詰んだかに見えた。
 
因幡の白兎作戦
まぁみっぽりんは天才だからね、仕方ないね。ということで大洗はロストなしで窮地を脱することに成功。戦線にレオポンとあひるが戻ってきて10:8となったこともあってかBCは一時撤退。純粋戦闘だと練度の上がった全1の大洗相手にBCは分が悪いのだろうか。マリーの決断は迅速だった。欺瞞作戦などからも分かるがBCは挑戦者の立場にあることを自覚している。恐らくこの後も第二、第三の戦略を以て夏の覇者をてこずらせるのだろう。一時的とはいえ先述の通り天才軍師みほを作戦で上回ったのはすごいことだと思う。河嶋が隊長とはいえ慎重に偵察を行わせたり大洗の行動の骨子はほぼほぼみほの考えだったことに違いはないし。
 
・そどこの勘
何気1話で光ったのはここじゃなかろうか。みほも疑いの描写を見せなかったところでただ一人【嫌な予感】を直前に察知していた。無敵のあんこうの他にも本編からド安定のレオポンや劇場版のうさぎさんチーム、リボンの武者でのあひるさんチームのように各チームのレベルが非常に高いことが示されている。
 
という感じで1話が終わった。続きが早く見たいですね(小並感)。

*1:竜巻のお銀、大波のフリント、サルガッソーのムラカミ、爆弾低気圧のラム、生しらす丼のカトラス

*2:スピンオフ作品『リボンの武者』にも同名の高校が登場するが中身の生徒は全然違う。アスパラガスさん...

*3:ちなみにルミは継続、メグミはサンダース出身。

*4:Grand symphony/佐咲紗花

*5:200%ノンナさんもついていくんやろなぁ。

*6:フェイズエリカを見るに人数はいそうだけど。

*7:リボンの武者に出てくるポーランドモデルの高校。ヤイカさん出てくるかな~

*8:釣り野伏せ - Wikipedia