プリンセス・プリンシパル 12話(最終回)感想 ~Our sweet turtledove~

プリンセス・プリンシパル12話(最終回)の感想です。ネタバレ注意でお願いします。

 

初めに、全12話を見てきたけど最初から最後まで素晴らしい作品だった。スタッフの方々おつかれさまでした。

最終回を終えて感無量になってるけども落ち着いて振り返っていきたいと思う。

 

・クーデターの概要

移民、貧困、格差に圧迫された植民地出身兵士たちが女王を暗殺するという革命は、case11で建立してた新王室寺院の【天井を落とす】というダイナミックかつ言葉にしたらカッコいい方法だった。大工さんたちに反王政派がたくさんいて建物そのものに仕掛けが仕込まれているというスケールの大きい作戦。作業員たちの「ここができたら女王陛下が来るらしいぜ」「そいつぁいい」みたいな会話があったけど皮肉だったのかもね。

 

・#12 case24 Fall of the wall

壁が落ちる日。王国と共和国の壁は落ちなかったし王室寺院の天井も落ちなかった。少しだけアンジェの心の壁が落ちたかな、という感じ。

 

ホワイト企業、コントロール

大佐「ゼルダが新王室寺院に向けて出発しました。あと8時間で政権は交代します」

ジェネラル「予定通りだな。やはり古臭い情報委員会では時代に合わんのだ。...7はどうした?」

ドリーショップ「え!?あぁ、サボりですよ、サボり」

 

その説明でいいんかい!ドリーショップさんは事情を知ってたってことだけど*1もうちょっと気の利いた言い訳をしても良かったんじゃw

 

チェンジリング失敗を看破したゼルダ

ゼルダ「この革命が成功する確率は1割もないだろうな。だが、それならそれでいい。王国の内乱はそれだけで共和国の侵攻の好機になる」

シャーロット「コントロールは失敗すると分かってて革命の後押しを?」

ゼルダ「国民のことを想うと胸が痛むか?流石は本物のプリンセスだな。見事だったよ、最初は私も騙された。どうやってアンジェを欺いた?」

シャーロット「何を言ってるか分からないわ」

ゼルダ「革命を止めようと思っているなら無駄なことだ。いざとなったら私がお前を殺す。革命は弔い合戦っていう名目にさせてもらうよ」

 

まぁアンジェを知っていればちょっとしゃべったら別人って気づくわな。とはいえプリンセスの見た目をした存在は今ここに彼女しかいないのでとりあえずそのまま進めてしまおうという感じかな。シャーロットが言う通り、とどのつまりどちらか一人がいたら話は進められるんだから。

 

・グッバイ・カサブランカ

取り残されたアンジェはシャーロットとの会話を思い出すと共にポーチの中から昔おそろいで被っていた帽子を見つけ、彼女の言葉の嘘にようやく気が付く。強く想っていたからこそ衝撃的な発言を受けたショックで冷静な判断ができなくなって真に受けちゃってたんだろうね。

かくして戻ることを決意したアンジェ。今回は閉じ込められたとこから抜け出すため故意に火を放ったけども燃え盛る飛行船からの脱出というのは当然#03に重ねてる。これまでの演出・展開を最終回に集約させるというテクニックを使おうという意思を感じる。そして発見される書置き。

My turtledove,

Run and live

as Ange!

私の大切な人へ

逃げて生きて

アンジェとして!

 

あの嘘はその場を離れる自分への叱咤の意味合いが強かったのかなぁ。こんな書置きしちゃぁ(元から明白とはいえ)嘘がバレてアンジェは戻ってくるに決まってる。「ばかっ!!」って言いたくもなるわ。にしてもMy turtledoveなんてイカした表現初めて見た、ロイヤルな英語かっこいいな~。

全く関係ないけどここのBGMがかなり咲-Saki-っぽい。

 

・帰宅

地上に戻ったアンジェはまずメイフェア校へ帰還。部室の様子を見るとゼルダ(のフリをしたベアト)と連絡を取る男スパイ(貴重な男性につき名前を次郎とする)を発見。アンモナイトの模型で殴り倒す。打撃音的にコレで死んだかと思ったら気絶してなかったので尋問してシャーロット情報を入手。次郎は肝が座ってないようで銃によるケガをする前からペラペラ事実をしゃべっちゃう。訓練受けてるしもう少し困らせてもいいだろうに。まぁ過去最高にピリピリしてるアンジェさんだし委員長が言ってた【昔のアンジェ】みたいな殺気全開情け容赦なしモードだったから気圧されたんだろう。実際すぐ殺そうとしてるし*2

 

・BとDとの再会

メイフェア校に潜って電話ジャックで情報収集してたベアトリスとドロシー。ドロシーは完全に追い出されたっぽかったけど結局#11でベアトはどういう状態に置かれたんだろう。描写はなかったにしてもたぶんドロシー同様に白鳩から外されたんだろうけど、元々ベアトリスはメイフェア校の正規の生徒だし普通に寮にしか居場所ないはず。でも彼女がシャーロット側の人間であることは明らかでそんな人間を(なぜか白鳩解体以降も作戦本拠地にされている)メイフェア校の近くに置いていていることには違和感がある。

仮説1:ベアトは天使につき無害と判断され放置されていた。

仮説2:ベアトもチームから外されたが彼女の身の危険を案じたドロシーに回収された。

この辺だろうか。ま、釈然としない点は誰かラジオの質問コーナーに投げてくれるっしょ。

ドロシー「政府からの命令でゼルダの作戦内容を探ってた。うちらは政府と軍部の椅子取りゲームに巻き込まれたのさ。今は共和国内もかなりピリピリしてる」

 

共和国も派閥割れしてて王国のこと言えんやんって話だね。彼らの下で動くスパイたちがどう分かれるんだってのは気になる。スパイって与えられた任務に何も言わず従うものだと思ってるから今回の白鳩みたいな理由がないスパイたちがどっちに付くとか考えるのかっていう。

 

・いざ王室寺院へ

ドロシーの車、また雪中走行で酷使されることに。関門突破では無敵パスポート【王女の顔】*3を使おうとするも有能守衛が情報を把握していたため通じず結局強行突破。

 

・クーデター阻止

イングウェイから暗殺方法を聞き鍵をスることに成功したシャーロットだったがゼルダに気づかれ取り押さえられる。前回よりは目つきが良くなっててかわいい気がするゼルダゼルダ株、上昇。

ゼルダ「イングウェイ。やはり貴様が天井を落とせ。貴様が為すべきことを為せ。ジェリコのラッパは既に鳴ったのだ」

困惑するイングウェイに聖書に書いてあるジェリコの壁を壊したラッパを持ち出し教養を見せつつ計画続行を命令する。こういう状況に見合った教養をスラスラ引き合いに出せる人は素敵だと思う。ゼルダ株、さらに上昇。

 

・カーチェイス

追っ手に追いつかれたとこ、行進間射撃*4とはいえその至近距離でドカスカ撃たれちゃかなり危なそう。そしてトンネル側面を走行するということは相当のダウンフォースを受けていることになりドロシーカーの空力性能を賞賛しなければならない。が、健闘むなしく剣歯*5に噛まれバリケードに阻まれる。迎え撃つはガゼル率いる大量の兵士。万事休すかと思われたがここでチセ介入。窮地を乗り切る。

 

チセ「女王暗殺か、穏やかではないな」

ドロシー「プリンセスがゼルダと一緒に寺院にいるらしいんだけど」

チセ「ゼルダなら吹き抜けの上の部屋にいるのを見たぞ」

ドロシー「本当か」

チセ「嘘は言わん、礼拝堂から見えた」

ドロシー「アンジェ、お前はプリンセスを助けに行け」

チセ「私もつれていけ!」

 

チセがゼルダを知ってたのは少し驚き。チームから外される通達の時に会ってたのか。「嘘は言わん」がとっても良いセリフ。もはやスパイではなくシャーロット救出のために動く本当の友達だからね*6。そしてアンジェがチセを連れていくというのも#04のやりとりをしっかり回収している。

 

・決行直前

天蓋が落とされんとする間際にも拘束されたシャーロットはイングウェイの説得を諦めない。自分の命を賭してでも国を変えるという意思を見せイングウェイの心は揺れに揺れる。しかし。

ゼルダ「その女の嘘に耳を貸すな」

発砲。右太ももに命中。1周目ここで「おい!!!」って叫んだのは俺だけじゃないはず。ゼルダお前、ちょっと憎らしげだけど世渡り上手っぽい超絶有能スパイって良いキャラじゃんかと思ってたけど、、それはダメだ。キャラクターは好きだけどシャーロットが全てに優先するというルールを冒してしまった。いや、ほんとは依然好きなキャラだけどこの発砲だけは許せない。

撃たれてなお説得を続けるシャーロットは弾みで入れ替わりにもちょっと触れてしまうが勢いでごまかす。だがこの勢いに革命軍の面々は心打たれ、ゼルダもまたこの異常な胆力(と恐らく入れ替わりあたりの複雑な事情)を目の当たりにし「私の手に余る」と判断。シャーロット殺害を決意するが幸運にも俺が画面を破壊するより先にアンジェとチセが駆けつけてくれた。ゼルダの相手はチセが担当するがゼルダはCボールを以て逃走。ラジオ曰く今後しばらくは情報委員会サイドとしてのスパイ活動はできないと考えられるとのこと*7。一方イングウェイはシャーロットに遺言を残し逝去。やはりおいしい役どころだった。アーメン。

 

・病院、行こうか

寺院を脱出し空でイチャイチャしだすアンジェとシャーロット。この二人の会話はいつも洗練されてるしもっと聞きたいという思いとしゃべってないで一刻も早く病院に行ってくれって気持ちがぶつかり合ってた。

 

・王国の現在

ノルマンディー公「それなりに収穫はあった」

そういう彼の手元にあるのはドロシーカーとスチーム閃光弾の写真。そして【シャーロットの帽子】。待機室への移動中には帽子を被っていてスコーンを食べるときにはもう外しているので部屋への置き忘れ。急いでいたとはいえ証拠を残すとはぬかったね。革命が未遂に終わったとはいえ騒ぎが起こった後に騒ぎの起こった部屋からシャーロットの帽子が回収された。...これはとてもマズいのでは?革命失敗ということは王国の体制は以前のままであるにも関わらずシャーロットはカサブランカで療養、少なくとも今は公務からは下がっているのは確定。そもそも暴動の首謀者に名前を挙げられている可能性も高いし今回の事件がどういう扱いを受けているのかはとても重要である。ラジオ質問案件。シャーロットがプリンセスの地位を追われていたらこれから話を進めにくくなるだろうけど、在位は継続してるのに事件との関連をノルマンディー公に握られている(ことを白鳩サイドが関知していない)というのもあまりに厳しい。今この瞬間は一件落着ムードだけど先行きが非常に怪しいのは気がかりだ。

 

・Lの帰還

ジェネラル「バカどもめ、一体何をやっておった!命令違反だ!プリンシパルのチームはどこに、ぅあ!?」

ラジオ曰くLはジェネラル派によって情報委員会の断りもなく強引に更迭されており、今回の騒動もジェネラル派の暴走だと察知した7が信頼のおけるスパイにLの居場所を探らせ彼を解放させたというストーリーがあったらしい。7メチャクチャ有能やんけ!w

それであっさりと椅子を取り戻したLだったがジェネラルはどうなっちゃったんだろう。Lを見る目が亡霊でも見るかのような目で超怯えてたしわりと小物だった。あと、怒鳴り散らすジェネラルを見る大佐の表情から察するにどうやら顔色を窺ってただけみたいで彼もどちらかといえばL寄りっぽい印象を受ける。

 

カサブランカの白い砂浜

学校において、ナチュラルに人気ありそうなのはベアトだと思うけどアンジェもモテたりするのかな。ドロシーは女の子にモテそう。シャーロットは少なくともリリにモテてる。チセはちょっと怖いと思う。

にしても海で水着じゃないって意外に違和感あるもんだな。露出が少ないのは道具やら何やらを仕込むためなのか。水着に銃は収納できなさそうだし。

それより、シャーロットの右足が描写されてないのが怖すぎる。ほら、お前ら2人もイチャイチャしてないで3人と動けよ!って思いながら幕引きを見た。切断なんてそんなことないとは思うけど...。

 

とまぁ、割と先への不安がゾロゾロ残る終わり方だった。だが裏を返せば続きを作る要素がたくさんあるということ。「色々売れたら2期あるよ」ということが仄めかされてるし気が変わらないうちに円盤とかCDに積もう。や、ほんと2期やってくれ。。

大地葉さん(ドロシー役)「お前ら、欲しいの出るまで回せばいいんだよ、そしたら実質100%ガチャなんだから」

俺はゲームは無課金だけど、課金する気のある方たちはこの精神に則って2期制作を応援しましょう!!

それでは、読了ありがとうございました。

*1:ラジオ参照

*2:ドロシーに止められてるけどこれ生かしちゃダメな存在だから後でそっと処理されたんだろうね。次郎の冥福を祈る。

*3:#04でシャーロットが使用

*4:戦車じゃないけどこの言葉で合ってんのか?w

*5:通過した車をパンクさせる針。佐世保米軍基地の出口に設置されてる。

*6:#01図書館での2人の会話参照。

*7:ラジオで今村さんが「だってこのあと私(アンジェ)たちがリークするわけじゃないですか、『ゼルダ裏切ってましたよーって』」と言ってたけどジェネラルの指令に従ってただけど裏切ってたわけじゃないような...w