プリンセス・プリンシパル 11話感想 ~超えてしまった境界線~

プリンセス・プリンシパル11話の感想です。ネタバレ注意でお願いします。

 

ラスト2が終わりホワイトフラッグ*1が振られた。運命の最終話目前ということで今回は#01#02ばりの内容量だったのでじっくりと振り返っていきたい。

ただし、最終回に結論が持ち越されるため今回はハッキリしない部分だらけで推量が多くなると思われたためなるだけ確度の高い感想を述べるべく今回はラジオ前半で得られる情報も加味して書いていく(今まで触れてなかったけどラジオonlyの情報もあるので考察派の方は聴いてみるのもご一考かと。面白いしw)。ラジオ情報については文末で(R)と書き添えておく。

プリンセス・プリンシパル「プリプリ♡秘密レポート」|Lantisネットラジオ

 

・#11 case23 Humble Double

卑しい二人。二人と言ってアンジェとシャーロットの他にいるだろうか。Humbleの意は捉えにくいが二人とも互いに嘘をついていたり我を優先させたりしたところか。

 

・ドロシーとアンジェ

アンジェ「私たちはスパイよ。命令には従うだけ」

ドロシー「私は殺したくない。私たちはスパイだ。でも、スパイである前に人間だ!割り切れるかよ」

アンジェ「私は黒トカゲ星人よ。人間じゃない」

ドロシー「ーーッ!!.......嘘つき」

 

ドロシーは人間のメンタル。対してアンジェは人間じゃないフリをして気丈に振る舞うがもはや彼女がシャーロットを大切に思っていることはドロシーにも分かっていること。ドロシーは先にアンジェだけシャーロットの部屋へ行かせる。なんとイケメンすぎる気遣い。流石に礼を言わざるを得ないアンジェに対してドロシーは失笑。私にも本音を言ってはくれないんだな、とか思ってそう。

 

・革命部隊

イングウェイ「報告しろ」

部下「は。総員42名、全員揃っております」

イングウェイ「よし。壁の部隊に連絡をとれ。我々はロンドンに着いたと」

部下たち「「「隔て無き世界のために!」」」

 

部隊長のイングウェイの声は小野D。まーたおいしそうな役をもらっちゃって。さて、突如現れたこの部隊の主張は【女王を暗殺しこの世界の壁をなくす】。ゼルダ(共和国)とつながった彼らは女王暗殺後にシャーロットに女王になってもらう算段。No.4のシャーロットが選ばれるのは、革命軍としては空気姫という色のない性質上の利点があり共和国としてはアンジェを潜らせられるという利点があることによるもの。こうして折角空位ができるならアンジェをプリンセスにすり替えて王国女王にさせてしまおうというのがジェネラル(共和国軍部急進派)の筋書き。入れ替えはクーデターサイドにもバレちゃいかんから共和国スパイが本物のシャーロットの処理を行うというのが今回の指令ってことか?ややこしいなぁ。

...革命が成功する時点で王国は多大なダメージを負うはずでその次のトップをスパイにする必要がわざわざあるのかって思ったけどどうなんだろ。まぁ仮に女王が傀儡ならサクサク共和国に下って楽に進められるのは間違いないか。

だがアンジェの言う通りこの作戦は強引すぎで如何ともしがたい違和感の種がバラまかれている。

 

ノルマンディー公「何事だ」

ガゼル「昨晩からロンドン市内に陸軍の一部部隊が集結しているという情報が」

ノルマンディー公「首謀者は」

ガゼル「特定できておりません。ただ、海外植民地出身の兵士が中心と思われます」

ノルマンディー公「ルーアンに派遣した内務省軍を呼び戻せ。秘密裏にな」

ガゼル「女王陛下には」

ノルマンディー公「伝えるかどうか、決めるのは私だ」

 

クーデターを起こす動機はノルマンディー公にもある。女王に伝えない含みからほぼほぼ黒であり目的は恐らく王座。仮に彼が裏で糸を引いている(ジェネラルをそそのかした)のならばシャーロットを生かす作戦の本意は彼女にクーデターの責任を押し付けて自分がのし上がろうという計略にあるだろう。

一方今回かなり推されたキーワードである【植民地】。ガゼルの肌色は濃く、彼女も植民地出身だとすれば最終回でノルマンディー公を裏切る可能性はある。クーデターを止めうるのは彼女かもしれない。目的として合致しそうなのはLだけどもしつながってたらジュリ*2の頑張りが茶番になっちゃってそれはなんか嫌だな。それはさておき彼女もまた嘘つきなのか、期待できる。

 

堀河公「王国軍の兵は、その多くが海外植民地の兵であることは知っているな?」

チセ「はい。共和国との戦闘でも植民地の兵が投入されたとか」

堀河公「うむ。その植民地兵の一部、王国に不満を持つ者たちの間に不穏な動きがあるらしい」

チセ「それが私を呼び戻した理由ですか?」

堀河公「ううむ。情報が確かならその中心にお前の友人がいる」

 

おおっと堀河公。これが日本の情弱ヘタクソ外交のコピーではなく彼の言葉は真であると信じるならば、クーデターの中心にはチセ以外の白鳩がいるということになる。しかしながら、シャーロットはイングウェイの話へのリアクションが初耳のそれだったしそもそも女王を殺そうなんて考えない。ドロシーは共和国スパイとして勝手に変なことはしないしアンジェは逃げる気マンマンだったから何もしていないはず。ベアトはそんなに器用じゃない*3。やっぱ偽情報つかまされてるだけでは?ジェネラルがシャーロットの名前で部隊と交渉したという情報をそう解釈しただけなような...ニッポンがんばれ。

 

 

ゼルダ

今村彩夏さん(アンジェ役)「勝てない!!」「雰囲気がスゴいじゃん!スゴいやつって雰囲気からスゴいんだって!(錯乱)」

立場は共和国側の凄腕工作員。#11においては王国側の人間としてシャーロットの側に護衛の立場で紛れ込んでいた。命令に忠実に動いてアンジェたちを追い詰める存在であり、流石に最後にやってきたシャーロットがアンジェではないということは見抜くらしい。現状ジェネラルの駒なので敵ということになるが何とか生き残ってほしい。

 

・コントロールの革命

共和国政府側・情報委員会の人間だったLが更迭され(アンジェ予想。7も否定はせず)ジェネラルという悪代官的な人がコントロールのトップに立った。思えばトップがこんなとこに顔出してていいんか?ってのはあるけどそこは話の都合上ってことで。ジェネラルは軍側の人間だが大佐とは別管轄の人間で特別二人につながりがあるわけではないとのこと(R)。大佐は常にできるだけ戦争は回避したいという姿勢だったからキャラ配置的に差し支えない設定。反論できないということはジェネラルの方がだいぶ偉いんだろう。

 

・シャーロットとリリ

リリ、完全にシャーロット派の顔つきになってて笑った。良い子なんだろうな~。シャーロット周辺には両国の人間が張り付いて雁字搦めの状態。

 

・Humble Doubleの逃避行

きつい監視の目が光る状況下での暗殺指令に対しアンジェは突破不可能と判断しカサブランカの白い家へ駆け落ちする選択をとる。しかし。

 

シャーロット「ダメ...。私はまだこの国でやるべきことがある。言ったはずよ、私は壁をなくすって」

アンジェ「プリンセス...」

シャーロット「この国にはまだ引き裂かれた人たちがまだ大勢いる!私がプリンセスである限り、ここから逃げ出すわけにはいかないわ!...革命が起きたあの日、私は誓ったの。あなたが望んだ世界をこの手で実現しようって。だからお願いシャーロット!まだ私にもできることがあるはずよ!」

アンジェ「さっきの騒動でもう私たちは引き返せない。分かって、プリンセス」

シャーロット「...そうやって逃げ出すくらいなら最初から私を巻き込まないで!私の人生はあなたのオモチャじゃないっ!!」

アンジェ「プリンセス!!待って!!プリンセス!!開けて!!」

シャーロット「...そうよ、プリンセスは私。チェンジリング作戦でどちらかが消えなきゃいけないなら、あなたが一人で消えて頂戴!」

アンジェ「プリンセス...」

シャーロット「怖がりで、泣き虫で、トラブルを起こすのはいつもあなただった。後始末をするのはいつも私。あなたのそういうとこ、初めて会ったときから大っ嫌いだった*4。...さようならアンジェ。二度と姿を見せないで」

アンジェ「プリンセス......」

 

嘘つきプリンセス・シャーロット、号泣。人間アンジェ=ルカレ、号泣。俺も号泣。シャーロットは決別の意を告げ戦場へ赴く。さてアンジェはこのまま指をくわえて見ているわけにはいかない。カサブランカ行きはまたの楽しみということで早くシャーロットを何とかしないと...、って彼女は何をすればいいんだ?敵が多いわシャーロットは言うこと聞いてくれないわ白鳩のみんなもいないわで突如としてアンジェの無敵感が瓦解しどうしようもなくなっている気がする。がんばれ、アンジェ!

 

・チセとドロシー

チームから外されたということになっているがチセはアンジェとのやり取りでただならぬ状況に置かれていることを察しているし記念式典には各国大使すなわち堀河公も出席するから護衛でチセも出てくるはず。ドロシーのところにやってきたのは実はLでジェネラルの暴走を食い止めるべく奔走しているという妄想も捗る。無理のあるハッピーエンドはかえって興ざめだって人もいるだろうけど、けものフレンズ最終回のようにみんなが助けに来て大団円的な展開になったら胸糞バッドエンドよりは笑顔になる。

 

・最終回へ

ゼルダに身バレするシャーロット、やることがないアンジェ、今週末には強化工事が終わる新王室寺院での記念式典で起こるであろうクーデター、心配事が山積みで一体どう収めるつもりなんだと気が気じゃないがアニメ制作者たちを信じるしかない。お願いします、どうか、ハッピーエンドをよろしくお願いします。

 

最後に、BD付属特典の未収録シナリオの情報が出てたので宣伝。

「case10.5 Ready lady」
 ドロシーのもとに、コントロールから「男子校への潜入指令」が届く。
 その内容に、誰が行くかで喧々諤々のチーム白鳩。
 それぞれの自由すぎる男子のイメージが飛び交い話がまとまらないのだ。
 果たして誰が、どんなカバーで潜入することになるのか…?

 

円盤、買わなきゃ(使命感)。

それでは読了ありがとうございました。最終回を楽しみに待ちましょう!

*1:ある種のレースカテゴリにおいてファイナルラップに入ったことを報せる旗。

*2:#08 case20 Ripper Dipper登場のスリの子。

*3:あれ?ベアトどこ行った?あり得るならベアトということになるが、まさかね。

*4:#04 case09 Roaming Pigeonsにおいて「私が好きになったのは昔のあなたよ」とかいう告白をしてるので真っ赤な嘘。言質を出さずとも嘘って分かるだろうけど。