プリンセス・プリンシパル 10話感想 ~次席と自責~

プリンセス・プリンシパル10話の感想です。ネタバレ注意でお願いします。

 

今週は故郷に帰省して色々楽しんでおり9話の感想記事は書けずじまいでした。けもフレの時みたいに鑑賞直後だけでなくふつーに考察記事かくか~って下書きに眠ってはいるんだけども他のことにモチベーションを奪われたりなんだりで世に出せずにいます。もう時間的猶予はないしひょっこり出す可能性はあるんだけども。

てことで10話を振り返っていきましょーか。

 

・冒頭

アンジェとドロシーの所属したスパイ養成所(ファーム)の回想。アンジェは王室における幼少教育の下地があったとはいえそれだけでは説明できないナチュラルボーン天才。任意の試練を最高練度でこなす首席は、【優等生】というキャラクターを演じるために頑張っていた委員長にとっては辛い存在だったろう。若い頃のドロシーかわいい(今も可愛いです)。「何なのお前らー、早すぎだろw」は意味深だと思ってはいけません。

 

・「成績は、2位から落ちたことがない優等生」

このフレーズじわじわ来る。不動明王アンジェは王座を譲ったことがただの一度もない、と。L視点では超有能スパイは1周回って怪しくなくなる(二重スパイなら目立つマネは避けるはず)と思うけど一応の疑念は捨てないでいる、と今回までは考えていた*1のだが

 

・Case22 Comfort Comrade

気心知れた仲間。スパイの同期って同期と言っても殺伐としそうなもんだけどこの世界は優しかった。ゲームもやってればアンジェたちの後輩も出てくるんだけどステフとソフィっていう可愛い後輩コンビがすごく推せる。どうでもいいですね、すみません。

以前、太郎*2が出てきたときに「男もいるぞ!!!」つってたけどファームには女の子しか見当たりませんね・・・。作戦にもよるけどケイバーライトで身体能力上乗せできるからハニトラや基本的な油断とかが効く分この世界のスパイには女性の方が向いてるのかもね。

 

・委員長

ローマ字表記でIintyou。

ここまでの出演メンバーの頭文字は

ABCDは白鳩(他にも重複者がいるけど割愛)。

E エリック。#01でアンジェに始末された研究者。

F フランキー。#06,#07の借金取り。

G ガゼル。#02,#06出演、ノルマンディー公配下の王国スパイ。

H 堀河公。日本の偉い人。ちせの上司。

I いいんちょう。惜しい人を亡くした。

J 十兵衛。#05ちせの父親 / ジュリ。#08のスリの子。

K キンブル公安部長。#01の王国サイドの中ボス。

L L。異動になったけど絶対復帰するって信じてる。/リリ。#09の(シャーロット推しの)メイフェア校の同級生。

M モーガン議員。#02でアンジェと踊ってた議員。

N ノルマンディー公。王国サイドのボスっぽい人。

O オライリー卿。#08でガゼルと密会してた人。

P プリンセス。

Q 女王陛下。#04でシャーロットと会話。

R リタ。#07の洗濯工場で服に火が付いた女の子。

S 7。沢城さんのSじゃなくてSevenのSね。何で7なんだろ。

T 大佐。女王をQにするならColonelだよね。 / テイラー。#09でちせにケガさせられた男子生徒。

U

V

W

X

Y

Z

 

とまぁこんな感じで後半が綺麗に余っている。少々強引な割り当てをしているしキッチリネームドが1人ずつじゃないところを見ると拘っていなさそう。拘ってたらドリーショップ(#02で「プリンセスにバレたらチェンジリング作戦はおしまいだねぇ」とか言ってた陽気そうなおじさん)とかリリあたりの名前は空白を埋めるように作りそうなものだ。

 

話が逸れたが委員長。本名(じゃァないと思うけど)エレノア。アンジェのような完璧な成績もドロシーのような上手い息の抜き方も持たず、本人は前者のようなカバーを作ろうとし後者に憧れていた。可哀想な役回りだが、それでもスパイという厳しい世界の中でその二人と同様ここまで生き残っていたのは努力の結果だろう。とはいえアンジェのような精神的支柱もドロシーのような器量も持ち合わせていなかった彼女がやっていくにはやはり無理があったようでヤバげなお薬に手を出し泥沼へ。ボロが出たのかスパイとしても二重スパイへの凋落という大失態。悲しい人生だがそもそもスパイ養成所に来てるところから歯車は狂っている。明るい未来をつかむチャンスはそもそもないに等しいはずなのだ。クリスマス試験で尾行失敗して謝ってるとこは次席の自責の念だなって何でもないです。

 

・「私は友達じゃないわ」

アンジェはどんな気持ちでスパイ養成所の訓練を受けていたのか。素人であろう他の子どもたちよりは下積みがあった分うまくやれただろうがその核は『壁の向こうに戻ってアンジェに再会したい』の一心で彼女とて必死だったはず。その過程で不要な関係は築かないという気持ちがあったのか、本当にそこまでの余裕がなかったのか。つってもアンジェさんは人のことをよく見てるしシャーロットと再会してからはさらに情も深くなってて白鳩に対してかなり甘い。友達じゃないわというのは実際仲良くなかったという以上に委員長のドロシーへの憧れを看破していたって含みがあるような考えすぎなような。ドロシーもドロシーで委員長を【始末】じゃなく【確保】しようとしてるしいくら同期とはいえスパイにしちゃ裏切者に甘すぎる。冷酷非道なドロシーは見たくないけどさw

 

・「今のあなた、隙だらけよ」

わざと見逃す意味がないし自死を含め対象を殺さずに確保というのを目指したからという理由があるにしろアンジェが失態を冒すのか、という一幕。隙だらけというのは委員長の弁であり彼女の優秀さとも取れるが以前より弱くなっているというニュアンスも確かにある。完全無欠のアンジェさんへのフラグが、着々と立ち始めている。

 

・お別れの時

自死を選択した委員長だが痕跡を見つけた時点でもう諦めていたのかもしれない。でなければ探られていると悟ったら行動を起こすのは悪手だと優秀な彼女なら気づける。二周目を見ると悪魔であるところのアンジェさんに後ろからズドンと殺してもらいたかったようにしか映らなかった。

そしてドロシーは目の前で旧友が拳銃自殺するのを見せつけられるという絶望的立ち回り。父親の件といい地球人メンタルの彼女に対して風当たり強すぎやしませんか...?

 

・3→2

同期の数はこの物語の残り話数とも一致する。やめろそんな悲劇的な仮説を立ててどうする!こんなフラグを立てた責任を俺は取れない!「もう3人しかいないんだからさ」でこれ含みあと3話か~とか思ってたときに察したけどそんな展開いらないからな、頼むよ...。

 

・Lさん、移動したってよ

忽然と消えるL。特に味方という印象もない彼だけどきっと帰ってくると信じてるよ。てかここにきて司令部サイドの軍とのいざこざも持ってきて果たして風呂敷をうまくたためるのかって心配になってきた。ジェネラルという男は軍の急進派っぽい。シャーロットを殺せって。イヤイヤイヤイヤ、ドロシーはともかくアンジェさんがはいそうですかってなるはずもないしいよいよ全面対決か。王国より先に共和国の人間との争いになるとは...って、ジェネラルが王国とつながってない保障もないけどそれならシャーロットを消してアンジェに入れ替わらせるメリットがない。シャーロットが空気姫である以上彼女の殺害動機はチェンジリング作戦の強行以外に見当たらない。

これを受けてアンジェは阻止に動く他ないが敵は国。丸い展開は来葉峠*3みたいな死亡偽装。アンジェが死ぬ必要はないと信じたい。マイナス方向の予想はしたくないが死ぬにしてもシャーロットが死ぬことはないと思う。ドロシーはガゼルと刺し違えるとかありそうなのに対してシャーロットが死ぬビジョンだけは見えない。誰にも死んでほしくないんだけども。

 

そんなこんなでいよいよ佳境を迎えた当作品。残り2話、もはやハッピーエンドを祈るしかないがまた一週間怖さに耐えつつ楽しみに待って居よう。

*1:Lがプリンセスがグレーだという話をしているのはドロシー一人だけ。

*2:#04 case09 Roaming Pigeons出演の男性スパイ。ハードカバーで写真撮ってた人。

*3:名探偵コナン』で赤井秀一が自らの死を偽装した事件。元ネタは当然ライヘンバッハの滝。