PP1話感想「いいえ、いいえ、いいえ」

PP1話の感想のようなものです。

未視聴の方はネタバレ注意です。

まず舞台設定がやや複雑なので今一度整理すると

・19世紀末
・ケイバーライト:一定範囲内の重力を無効化する不思議物体。アルビオンが独占。
アルビオン王国VS共和国、ロンドンで壁により東西に分裂、対立している。
・以来10年、ロンドンはスパイが暗躍する情報戦争の最前線となっていた。

 

OPについて

イントロかっこいい!!英語!!トランペットが暴れまくるジャジーな雰囲気はジョジョ2部OP"Bloody Stream"に似てる感じ。

Aメロではお姫様以外のスパイ4人とそれぞれの花が描かれている。アンジェは百合でチセは桜だけどドロシーとベアトリスの花は調べても分からなかったので詳しい人が特定するのを待つ(´▽`)
今のところ花は彼女たちの漠然としたイメージってことにして花言葉やらはまた後で考えよう。

Bメロらしきパートではイントロでも出てきた地下実験室的な荒れた空間でプリンセスがケイバーライトの明かりに照らされ浮遊、反転、落下。サビでそれを4人というかアンジェが飛んで助けるが、ここでケイバーライトの逆光から現れるアンジェはプリンセスの目には一瞬だが恐ろしい魚に見えている。抱きかかえられるとプリンセスは安心したように微笑むがアンジェは背後に銃を向ける。

...後ろにいるのは残りの3人である。裏切りの香りがプンプン漂っている。不穏なアニメなのは1話を見たら一目瞭然だが、悲しいものである。



【冒頭】

紅い月。どうやら吸血鬼が異変を起こしているらしい。
関係ない話だが、今ここで『霧のロンドン』と打とうとしたら『桐乃』って変換されてIMEもオタクだなぁと驚嘆した。
さて、ルパン的偵察シーンから物語は始まる。霧のロンドンでそんなに遠くから望遠鏡で見えるのか、と思いながらも主人公の姿とBGMがカッコよすぎたのでどうでも良くなった。

タイトルについて。

#1だけどもCase13 "Wired Liar"。訳すると『繋がれた嘘つき』。アンジェを筆頭に各スパイ全員のことを指していると思われる。

愚直に考えてCase13からカウントダウン形式で数が減ってくんだろうけど時系列も逆行するのかな。これが最後の事件、というようにはあまり思えないが。
とするとカウントダウンは誰かが関わった事件の『残り数』を表していて最終話でその誰かが殉職、みたいな線か。一番ありそうなのはアンジェ、次点でプリンセスか。


物語に戻る。偉い人の言いなりになって夜道を奔走する中年おじさん、空から美少女が落ちてきて流石に驚き荷物をブチまける。中身は王立バレー団の合格通知と手帳とプレゼント包装されたお菓子?そして水筒・・・のようにもCボール*1の冷却装置のようにも見える怪しい円筒物体。かくしてその正体は伝書バトBOXだった。あんな狭い中で大丈夫なのかな・・・。

ドロシーお姉さんの車に乗るシーン。チセちゃん、どう考えても時間的猶予あったしそんなアクロバティックな搭乗する必要なかったよね・・・まぁ1話だしファンサービス的なアレか。

カーチェイス。アンジェが撃ってるのはシリンダーにオシャレな模様の溝が入ってるウェブリー=フォスベリー・オートマチックリボルバー。1901年発売なので作中最新のリボルバー拳銃である。惜しげもなく連射するも防弾ガラスに弾かれる。ここで『タイヤ撃てばええやんけ!』と思うのは次元大介*2あるいは赤井秀一*3に毒されすぎである。

そしてCボールの冷却が済んだ後、浮く道具なんだし飛んで逃げるんやろなぁと思ったらまさかの敵車両を投げて走行不能(というか搭乗者を再起不能)にさせる斬新な展開。斬新とは言ったもののロンドンから逃げるわけでもないので敵の頭数は可能なときに減らしときたいと考えたら合理的判断か。

 

アジトに戻るとおじさんは目隠しプレイ。現役JKの着替えの音を間近で聞かされる拷問か・・・オプション料金高そう。目の前を移動してる女の子から良い匂いしてるだろうし、辛いだろうなぁ。着替えるなら目隠しさせるんじゃなくて別の部屋で着替えればいいしコレわざとやってるでしょ、いいなぁ。

ベアトリス「それも、王族の方々も通われる伝統と格式学校なんですよ(オタクを殺す笑顔)」

目隠し継続おじさん「なぜ、そんなトコに」

んー、メイフェア校って有名じゃないのか?壁越えてないし王国サイドであることは間違いないけどおじさんは知らなかったらしい。

プリンセス「初めまして、私は―――」

これ本名明かされないやつ?スパイだし他の連中もコードネームなんだろうけども。

7「希望者Eはプリンシパルのチームが確保しました。現在クイーンズ・メイフェア校に潜伏中です」

大佐「折角のプリンセスをつまらんことに使うものだ」

プリンシパルは単純に主要チームってことなのか、それとも何かの隠語なのか。
プリンセスにも何か特別な力があるかのような言い回しだし気になるところ。

続いてお茶会シーン。モブかわ。それに手を振るプリンセスかわ。んでここの構図で不自然な点としては一番日よけの傘に庇護されるべきプリンセスがギラつく太陽光線に晒されている点。何でやと考えるとベアトリスも日向にいることに気づき、全体を3周したくらいで日向チーム(プリンセス・ベアトリス)と日陰チーム(アンジェ、チセ、ドロシー)が明暗に分かれているという解釈に辿り着いた。恐らく仕事の上で人を殺しているか否か・・・。ドロシーはまだ直接的な殺人描写はないもののそれっぽい。裏切りの暗示という可能性もあるだろうけど個人的には日陰チームより寧ろプリンセス・ベアトリスが怪しいのでここではそう結論づけて納得しておく。

プリンセス「だって離れ離れじゃ、寂しいじゃない?」

絶対説得するチラ見で笑っちゃった。アンジェの暗そうな過去に付け入るプリンセス、そういうの好き。

 

地下街。ロンドンの地下街。スラムの一番やべーやつ。こういう描写も欠かさないあたりかなりリアル。

そして病院。超絶スムーズに装備をパクってナースに変身するアンジェはきっと演劇の舞台とかでも活躍が期待できる。移動ついでに何か置かれてた麻酔薬もゲット。俊敏。何に使うんだ―と思ったらエイミーの横で寝てた敵組織スパイ子ちゃんの首にブチ込む。初見は何事と思ったけど後半で首に包帯巻いてる子出てくるからそこで回収。廊下ですれ違った怪しい男二人から敵組織も監視役をつけてることを察知したアンジェが周囲の患者で怪しいやつにあたりを付けたといったところか。アンジェがいきなり患者(を装った敵)を襲いだしてびっくりしちゃうベアトリスちゃんだけど少しも声を上げないのは流石訓練済みスパイ。エッチな拷問されても静かに涙だけこぼすやつね、分かる。分かる。

ベアトリス「ケイバーライト障害・・・!?」

目が緑色発光。善野一美*4っぽい。ケイバーライトは夢の技術というわけではなく事故ると視力低下などの障害を生じるという負の側面も持っていた。アンジェもCボール多用しているうちにケイバーライト障害が発症したりしないか心配。

アンジェ「保険よ。万が一の」

アンジェさん先読みすぎィ!まぁこの時はエリック生存ルート信じていて本当に『万が一』だったのかもしれないけど、妹のことを言わなかったことは既に引っかかってるわけだし万が一は嘘かもね。

ベアトリス「アンジェさんってどこまで本当かよく分かんないです」

プリンセス「きっと本人もね・・・。でも、言っているうちに本当になる嘘もあるわ」

アンジェの言葉は1話だけでもかなり面白いけど、何でそんなカノ*5のような嘘つき体質になったのか過去編が待たれる。

 

続いて偽造書類を学校で堂々と書く2人のシーン。ガバガバな気がするんだけどw

ドロシー「反省文だよ。お前らも書くか?」

試合に恐らく選手として救援要請がくるドロシー、勇者部所属か?
学校ではとことん人気者っぽい。と思ったらスパイ内でも統率役だった。

ドロシー「スパイはみんな嘘つきだろう?チセだって嘘をついている」

チセ「お主もな」

ドロシー「どう?お互い正直になるってのは」

チセ「魅力的な提案だが、嘘をやめたらもう友達ではいられんだろうな」

ドロシー「それって友達か?」

チセ「親子だって嘘をつく」

良い会話。スパイという身元不明の怪しい職業を高校生のうちからやっている時点でみんなろくな出自でないのは明白であろうが互いに何か察するところがあるらしい。
不穏の種が芽吹くのはいつになるのか時間の問題だろうが案外かわいい話だったり・・・しなさそうだなぁ。

さて、王国の末端スパイとしての尻尾を出したエリックに対して共和国のスパイは逆に敵の根城を叩きに行く。他に行くアテもないしまずは3人でエイミーの病院の監視役の制圧。ベアトリスが汚れ仕事を引き受けなくて良い状況であることに留意。一人だけ生かして拉致って本部の位置を吐かせ、ベアトリスは残って変声技術を駆使し本部に偽の情報を送る。

引っかかったのは偽情報(目を離した隙にエイミーがいなくなった)を流す必要があったのかという点。定時報告のシステムが分からないからエマージェンシーを流したという解釈をしてるけどイマイチ分からない。

 

一方アンジェサイド。行き場を失ったエリックの終着点。

黒トカゲ星のルールとして死ぬ前にサインというのは嘘でよく見れば分かるがこれはエリック自身の生命保険契約書である。動転して気が付いていない説はあるがそんなものに署名しといて「殺すのか」なんて疑問を投げるものなのか。

この後のやり取りは実に痺れる言葉のやり取りであるので実際に見てほしい。

最終的にアンジェに銃殺されるエリックだが若干ふいうちの発砲に加えて何発も打ち込まれてちょっと不憫。まぁ保険金でエイミー助けてくれたから多少はね・・・。

 

アンジェの嘘についてはまとめをもう一つ書くのでそちらで。

 

こんなところである。1話限りの感想としては今までで一番詳しくたくさん書いた。それくらい気に入ってしまった。はよ2話見たい。

*1:小型高性能ケイバーライトボール

*2:リボルバーの先輩と思いきや時代的には後輩にあたる。

*3:走行車両から後方車両のタイヤを拳銃1発で打ち抜く変態スナイパー。趣味はカレー作り。

*4:咲-Saki-の登場人物。病弱で浮世離れした雰囲気。シノハユでは小学生時代が描かれてるよ。

*5:虚言癖の化身